シリーズのファンとして、カルドセプトを世に広めたいユーザーとして、
あまり厳しいことは書きたくないのですが、これだけは言っておかなければならぬと思い、
重い腰を上げた次第です。
カルドセプト サーガネット上では各所で厳しい意見が見受けられる本作"カルドセプトサーガ"。
結構な数のレビューを拝見しましたが、
シリーズに愛があるからこそ厳しくなるのは必然で、
どれも納得できる内容でした。
発売後、1週間が経過した私の率直な感想としては。
どうした?大宮ソフト。これがあの大宮ソフトの仕事とは思えません。開発会社の違いか、あるいは…。
期待されたストーリーも「強化した=ただ長くしただけ」という解釈の域を出ず。
本作がナンバリングタイトル"サード"ではなく、"サーガ"と名付けられたのは、
"黒歴史"にしたいというプロデューサーの意図があったのかもしれません。
ゲームシステムは初作ですでに完成しているため、
面白くないわけがないんです。
ただ、如何せん
テンポが悪い。
(比較リンク:
カルドセプトセカンド バトルシーン、
カルドセプトサーガ バトルシーン)
ボードゲームで最も重要な要素のひとつである快適さがこのゲームには欠落しています。
インターフェースも
見辛い、重い、使い難いと、見事に3拍子揃い踏み。
見辛いのは、表示全般(魔力表示やスペル効果など)。
重いのは、ゲーム全般(戦闘中、マップのスクロールなど)。
使い辛いのは、操作全般(設定、仕様など)。
中でも進行不能・フリーズバグを筆頭としたハード的、システム的な障害は目も当てられない程。
グラフィック以外は全ての面において
ドリームキャスト版カルドセプトセカンドに遠く及びません。
説明書が全く"説明"書になっていないのもいかがなものか…。
バンナムによれば、これらのバグに対処したパッチを12月中に当てるとのことですが、
「動作が重いのは仕様」と
ダメプログラマーのいいわけみたいなことを平然と言えてしまう時点で、
今提示されているすべてのバグに対応するのはほぼ不可能と言っていいでしょう。
楽しいことは事実。しかし、何処か胸を張って言い切れない。誇れない。
以上、カルドセプトサーガのためにXbox360本体を買ったセプターの愚痴でした。


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